2010年1月6日水曜日

メニエール病の治療

この病気の急性期の薬物療法はご存知ですか?メニエール病のめまい発作は、放っておくと自然におさまるものも多いですが、多くの場合、同時に激しい吐き気が伴うのでめまいの薬を飲むことも難しい場合があります。しかし、もし薬を摂取することができるのならば、吐き気やめまいだけでなく、動悸、冷や汗などの自律神経症状、また同時に起こる不安感を抑えるために、抗ヒスタミン剤や安定剤がよく使用されます。よく市販の酔い止めを飲むことで、めまいや吐き気に効果があるので使用する人が多いですが、前立腺肥大や緑内障がある人は使うことができないので注意が必要です。飲んでもすぐに効果が現れることが少ないので、積極的に飲み続けることが必要です。発作のおさまりも早くなるし、前庭機能にも有効です。メニエール病だと自分が診断される前に激しいめまいと吐き気に襲われて、救急車で病院などに運ばれた場合、点滴と、抗ヒスタミン剤の注射などが行なわれます。